洗面台リフォームのポイント
使い勝手や収納の多さをチェック。
ご家族の人数や環境に合わせて
適切なものを。
洗面台は、家族が手洗いや洗顔、歯磨きと毎日高頻度で使うため、傷・色あせ・収納など、劣化の出やすい場所です。
また洗面台が浴室の横にある家が多いため、湿気がこもりやすい・床が痛みやすいという特徴も。今ある洗面台から適切な収納スペースを確保したり、リフォームするだけで、グッと使い勝手が良くなります。
まずはご自宅の洗面所の
サイズを確認しましょう。
標準的な家庭の洗面所であれば、化粧台のサイズの幅は60cm〜120cmとなります。洗面化粧台のタイプによって選べるサイズのラインナップが異なりますので、まずはご自宅の洗面所のサイズを測っておくと良いでしょう。
サイズと機能性
標準的な家庭の洗面所であれば、化粧台のサイズの幅は60cm〜120cmが一般的です。洗面化粧台のタイプによって選べるサイズのラインナップが異なりますので、まずはご自宅の洗面所のサイズを測っておくと良いでしょう。
どのくらいの大きさの洗面化粧台にするかは、洗面室の広さはもちろん、家族構成や洗面室の使い方によっても変わってきます。
リフォーム店のショールームには、間口サイズの異なる洗面化粧台がいくつか展示されています。カウンターの広さがどのくらい必要か、洗面ボウルの大きさ、収納などの機能面をチェックすることも大切ですが、まずはサイズが重要です。
サイズが決まれば次は使い勝手の良さです。家族が多ければ、忙しい朝でも皆が使いやすいような三面鏡で幅が広いタイプがいいでしょうし、脱衣室も兼ねるのであればタオルや洗面グッズを収納するための豊富な収納スペースが重宝されるでしょう。
また、洗面台の高さも使い勝手に大きく関わります。実際に商品の前に靴を脱いで立ってみて、使いやすいかどうかをチェックすることを忘れずに。現在使っている洗面化粧台の間口サイズや高さを控えておくと、比較できて選びやすいと思います。
洗面ボウルのタイプ
陶器タイプ
細かい傷が付きにくく、長期の使用でも美観が損なわれにくいタイプです。しかし、硬いものをぶつけると割れたりひびが入ることもあります。
人工大理石タイプ
様々な色感から選ぶことができます。また形成の自由度が高いことから最近よく使用されるようになりました。割れる心配は少ないですが、陶器タイプと比べると傷は付きやすいです。
ホーロータイプ
傷にも強く、酸やアルカリにも強い素材です。しかし、表面のガラス層が欠けてしまうとサビが発生する場合があります。
水栓のタイプ
左がシングルレバータイプと呼ばれる水栓です。左右にひねることで温度調整が可能です。また、最近のタイプは蛇口が伸びてシャワーのように使えるのもあり、洗面台の掃除の際や、小さな子どもが手を洗うときに便利です。右は壁付けタイプと呼ばれる水栓で、例えばTOTOのVシリーズはこれが標準仕様となります。このタイプの特徴として、洗面台の部分に水栓スペースを取らない分、洗面台を広く使えるというメリットが生まれます。
本体キャビネット
洗面室に収納しなければならないものは色々あります。洗面・歯磨きには、タオル、石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉、ハンドソープなどが必要でしょう。身だしなみや化粧などには、ヘアブラシ、ピン、ドライヤー、整髪料、髭そり、化粧品など。脱衣室としては、タオルや下着も必要でしょうし、洗濯や掃除では、石鹸、柔軟剤、洗濯ネット、掃除用洗剤、雑巾、バケツなども収納しておきたいものです。その他コンタクト用品やお風呂のおもちゃ、体重計などを置く場合もあるかもしれません。もちろん、家族の人数によって、必然的にそれらの数は増えるでしょうし、買い置きする場合は、もっと数が多くなるはずです。
オールスライドタイプ
キッチン同様、スライド式の収納は最近の流行です。スペースが奥まで有効に使え、引き出しなので出し入れも楽にできることから人気があります。
一方で高さの制限があり、背の高いものを入れることが難しいケースがあります。
引き出しタイプ
左側がスライド式の収納で、右側が引き出し式になっている形です。引き出しにはシャンプーやリンスの詰め替え用品、洗剤道具、歯ブラシなどの買い置きを収納し、開き戸にはティッシュ箱やよく使う洗剤などを保管しておけます。
観音開きタイプ
スペースを自由に使えるのが、この開きタイプです。一方で整理整頓が難しく、奥のものが取り出しにくいことがデメリットです。